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APO/S53-045 カード名:“女帝”赤のアサシン カテゴリ:キャラ 色:赤 レベル:2 コスト:1 トリガー:1 パワー:5500 ソウル:1 特徴:《サーヴァント》・《毒》 【永】 他のあなたの赤のキャラすべてに、パワーを+1000。 【起】[② このカードをレストする] あなたは自分の控え室のキャラを1枚選び、手札に戻す。 敗北は許さん……勝てよ レアリティ:U Fate/Apocrypha収録
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『エレン、いつか外の世界を、探検できるといいね……』 ――――何かを捨て去ることが出来るものだけが、何かを手にすることが出来る。 ◆ 背後に蠢く人並み。 それらを無視し、アルミン・アルレルトは眼前に広がる巨大な水たまりを見つめ続けた。 舐める。 味覚を刺激するしょっぱさが広がり、ペッ、と吐き出した。 世界。 これこそが世界なのだろうか。 「感動かね?」 そんなアルミンへと、背後から声がかかる。 ゆっくりと振り向いた。 そこには、アルミンによって召喚されたアサシンのサーヴァントが立っていた。 道士服に身を包んだ、アルミンよりも低く、アルミンよりも細い矮躯。 アルミンが強く押せば、ひょっとするとそれだけで死んでしまうのではないか。 そんな考えを抱いてしまうほどの身体。 しかし、それでいてアルミンでは絶対に叶わない存在。 巨大な人間に勝てないことは当然のことだ。 アサシンはそうではない。 小さいにもかかわらず、巨大な人間でも叶わない。 そんな超常者であるはずのアサシンは、笑っていた。 ただでさえ細い目と、ただでさえ皺苦茶の顔に造られた笑み。 もはや顔に皺があるというよりも、首の上に皺が載っているといった具合だった。 「なんだか、信じられません」 アルミンは呆けた顔で自身のサーヴァントへ応える。 アサシンは、やはり皺苦茶の喉を動かして、『フォッフォッ』と低い声で笑う。 不快ではなかった。 今はもう居ない祖父を思い出す、心地よさすら感じる年長者の穏やかな笑みだった。 「世の中信じられないことだらけ。それを信じてみるのが始まりの一歩」 「そんなこと皆知ってるのに、なんで僕らは出来ないんだろう。 疑うことすら、なんで出来ないんだろう」 「そこはそれよ、世界とやらが一枚上手なだけよ」 深い声でアサシンは言う。 この世の全てを知っているような声だった。 アルミンは、再び亡き祖父を連想した。 恐らく、アルミンの六倍は生きていたはずの祖父の、その倍は生きているように見える風体。 アルミンにとっては遠すぎて、大きな違いがあるはずのその二人が同じものに見えた。 「世界が構築した理を否定したつもりでも、世界の理に騙されておる。 前に一歩進んだつもりが、後ろに一歩下がっている。 世界を超えたつもりが、実際は釈迦の手の中」 「シャカ……?」 「世界の理から抜けだした、人々が目指すべき姿……と、されておる。 『覚醒』という事柄に関しては、儂をして遠い人物よな」 アサシンは再び笑い声を上げた。 アルミンはその言葉を重く聞いていた。 全てが重要な言葉であるように思えた。 「さて、マスターは世界が突きつけてきおった『何』を否定するのかの?」 アサシンが問いかける『本題』。 試すような、嘲りと十分に取れる笑い。 見たことのなかった『海』という概念を直視した時。 アルミンが漠然と抱いた『やり直し』に基づく『願い』とはなんなのか。 「僕は、世界を旅がしたい」 「ほほう」 「そこには、こんな海があって、こんな街があって、僕『達』の知らない世界が広がっている」 大切な親友である、エレン・イエーガーにいつか語った言葉。 世界の広さと、壁の中の狭さを語る言葉。 夢に彩られていた、幻想の言葉。 「僕は、あんな世界、嫌だ……エレンも居ない、残酷な世界」 ミカサの言葉だっただろうか、それとも、誰の言葉でもない、自身が抱いた想いだっただろうか。 いずれにせよ、アルミンは思い出した。 世界は、とても残酷なんだという真実を。 エレンは自分を助け、死んだ。 もう二度と、エレンとは会えない。 世界を旅しようと約束した、誰よりも大切な友達を失った。 自分の、情けなさで失った。 アルミンは深い哀しみよりも、呆気に取られ、棒立ちになり続けた。 巨人はアルミンを襲おうとはしなかった。 そのまま、ずっと呆けていて――――気づけば、聖杯戦争に招かれていた。 「本気ってわけね」 アサシンは容姿から察せられる重ねた年月には似つかわしくない、軽い口調で応えた。 快活とした笑み……なのだろう。 理を活かす武人として究極の位にあるアサシン。 世界の理に、感覚的な意味では最も近い存在。 「アサシンの、願いは?」 アルミンは問いかけた。 ともすると、そんなものはない、と返ってくるのではないかと思いながら。 しかし、アサシンは応えた。 「聖杯か……いや、そんな欲もなくなってきてたんじゃが」 アルミンの悲壮な願いを受け止めながら、アサシンはこともなくそう言った。 その言葉には、熱意というものはなかった。 アルミンからすれば、この超然とした老人に願いというものがある事自体が意外ではあったが。 「わしも呼ばれたくなってのぉ…… 受肉してやり直して、いっちょ、みんなから呼ばれてみようかな、なんて」 「どんな、称号なんですか?」 皺苦茶の顔を、さらにくしゃりと歪ませた。 顔というよりも皺の集まりと呼べる、本来ならば笑みだとすら分からないであろうその表情。 しかし、アルミンは確かにその顔が笑みであることがわかった。 アサシン――――郭海皇は確かに笑った。 「地上最強の生物」 世界の広さを知り、世界の広さから認められるその言葉。 アルミンは、胸が高鳴った。 同時に、その高鳴りをエレンと共有できない事実を思い出した。 広い世界の中で孤独を感じ、涙が流れた。 【クラス】 アサシン 【真名】 郭海皇@バキシリーズ 【パラメーター】 筋力E 耐久E 敏捷E+ 魔力E 幸運C 宝具- 【属性】 秩序・中庸 【クラススキル】 気配遮断:- 暗殺者ではなく武術家である郭海皇は『暗殺者としての』気配遮断のスキルを持たない。 代替スキルとして『圏境』のスキルを持つ。 【保有スキル】 中国武術:EX 中華の合理。宇宙と一体になる事を目的とした武術をどれほど極めたかの値。 修得の難易度は最高レベルで、他のスキルと違い、Aでようやく"修得した"と言えるレベル。 中国武術とはすなわち郭海皇その人のことであり、郭海皇の一挙手一投足の全てが『中国武術の理』である。 本来は『中国武術』と呼べぬはずの動きでも、郭海皇が行ったのならば、それは『中国武術』となる。 心眼(真):EX 修行・鍛錬によって培った洞察力。 窮地において自身の状況と敵の能力を冷静に把握し、その場で残された活路を導き出す"戦闘論理"。 宇宙の理と合致した郭海皇は、極々限定的に因果を捻じ曲げ、ゼロであるはずの逆転の可能性を生みだす。 止まるはずのない、中れば即死を免れない最強の拳を『死ぬことで止めた』という逸話から生まれた。 圏境:A 気を用いて周囲の状況を感知し、また、自らの存在を隠蔽する技法。 極めれば天地と合一し、姿を自然に透け込ませる(透明化する)ことが可能になる。 郭海皇にとっては、気配遮断の代用にもなっている。 【宝具】 『半歩崩拳、あまねく天下を打つ』 ランク:- 種別:対界魔拳 レンジ:1 最大捕捉:1人 空間に存在するあらゆる『理』を操る対界魔拳。 中国武術が刻み続けて、ついに到達した、『四千一年目』。 浸透勁・消力を代表とする、この世に存在する『理』を老体に載せて行動する。 あらゆる攻撃を海に打ち込まれる弓矢のように無効化し、あらゆる防御を夥しい年月に晒された城壁のように無効化する。 しかし、郭海皇は根源へと到達した存在ではない以上、無効化できない神秘というものも当然として存在する。 【weapon】 中国武術そのものであるため、あらゆる武具を扱うことが出来る。 アサシンクラスであり、また、郭海皇自身が必要としないため、暗器などは聖杯戦争に持ち込んでいない。 【人物背景】 『慣例とは言え許されるのか。この最前線に加わりますッッ』 『百年経ったからまた来たよッッ正真正銘の本物ですッッッッ』 『齢、百と四十六ッッ前ッッ大擂台賽覇者ッッ』 『御起立下さいッッ未だ健在ッッ』 『海王中の海王ッッ』 『郭海皇その人ですッッ』 郭海皇とは史上最強の中国拳法家である。 中国武術の高位の達人に与えられる『海王』という称号の最高位である『海皇』の位を持つ。 一度は『理合』という中国拳法そのものを否定し、豪腕だけを持って中国武術家のトップに立った。 しかし、自身の腕の半分もない老人に手も足も出ずに敗北。 その後、その豪の暴力を捨て、理合を極める。 消しゴムほどの重さしか持たない眼鏡を壁に埋め込む打撃すら無効化する『理合』を手にする。 世界で最も強い老人。 【サーヴァントとしての願い】 受肉し、『地上最強の生物』と呼ばれてみる。 【基本戦術、方針、運用法】 暗殺者ではないが、自身の姿すらも消せる極めた理合を用いればマスターの暗殺も容易い。 また、筋力Eの細腕から繰り出される一撃必殺の打撃と、全ての攻撃を無効化する消力で敵サーヴァントとの決戦も十分に行える。 【マスター】 アルミン・アルレルト@進撃の巨人 【マスターとしての願い】 エレンとともに世界を旅する。 【weapon】 『立体起動装置』 アンカーが付いた二つのワイヤーの射出機が腰ベルトに付けられ、操作装置を兼用する剣の柄部分と繋がっている。 このワイヤーを打ち出し、壁や巨人の体に突き立てて高速で巻き取ることによって、素早い空中移動を可能にする。 カードリッジ式のガスボンベが燃料となっている。 自宅に幾つか予備のガスボンベ補給を所持している。 『剣(スナップブレード)』 前述の立体機動装置と連動している、正確には立体機動装置の操作装置を『柄』として剣を加えたもの。 「柄」は撃鉄、ブレーキレバー(制動操作装置)、二つのトリガー(引鉄)、二つの補助スイッチ(刃のリリースなど)を持ち、操作内容は柄尻から伸びる管を通して各所へ有線で送られている。 接続先は柄からアンカー射出装置基部、そこから別口で後方のガス供給弁の順。 刃の部分には特殊な製法で折れ筋が入れられており、折る刃式カッターナイフの刃を拡大延長したような外見をしている。 高負荷が掛かった際には簡単に折れる仕様で、これにより持ち手や柄の保護を行っている。 【能力・技能】 格闘術やサバイバル技術などの他に、立体機動装置を利用した特殊な移動法を所有している。 『立体機動』 前述の立体機動装置を使用することによって行う移動方法。 ワイヤーの射出と、そのワイヤーの巻き揚げによって行う高速・高所移動。 【人物背景】 繁栄を築き上げた人類は、突如現れた天敵の『巨人』から逃れるために『壁』が築き上げた。 その中で安穏とした日々を百年送り続け、アルミンもそのうちの一人だった。 しかし、ちょうど百年後。 ついに巨人によって『壁』の一つが壊され、アルミンは巨人によって全てを失った。 その後、アルミンは半ば義務的な訓練兵団に入団し、卒団を前にして、人生で二度目の巨人の襲撃に遭遇した。 そこで、アルミンは友人を失い、幻想だけではない世界の現実を想い出した。 【方針】 優勝狙い
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肉塊、と聞いて何を思い浮かべる? 肉屋に並んでいる、赤と白の混ざりあった食べ物? それとも、食肉処理場で屠殺したばかりの、まだ温かい家畜の死骸? いや、どちらも違う。 肉塊、というのは、ただただ、どこまでも、赤くて、黄色い。 僕が最初この聖杯戦争に呼ばれたとき、自分で大丈夫なのか、という思いに支配された。 だけれども、サーヴァントは、あなたなら大丈夫だと言ってくれた。 「私も精一杯協力するから」 その言葉は僕を奮い立たせるのには十分だった。 そういうことを言われるとは正直考えていなかった。 どんな曲者が自分のサーヴァントになるのかと思っていたから。 二人で協力して、初めて別の主従を倒したとき。 彼女は、あなたならきっと優勝できる、と言ってくれた。 そして僕はずっと彼女と共にいたい、と思うようになった。 聖杯への願いはなにかあったのかもしれない。 誰かを蘇らせたい。 元の世界に帰りたい。 力を得たい。 そんなものだったのかもしれない。 そんなものはもう、どうでもよくなった。 ただ、この時間が永遠に続けば良い。 聖杯戦争なんて終わらなければ良い。 そう思うようになった。 だけれども、永遠なんて存在しない。 その日は何かの記念日だったと思う。 おそらくこの聖杯戦争に呼ばれていくらか経った、 僕たちが出会っていくばくか経ったことを記念する日。 僕は彼女のために何かを買って、家に帰った。 ドアを開けるまで、僕は確かに幸せだったはず。 ドアを開けて目に入った「それ」は、肉塊だった。 僕は一瞬、「それ」が何かわからなかった。 いや、本当はわかっていた。ただ、頭が拒否していただけ。 「それ」を認識するまでには時間がかかった。 それこそ、永遠と感じられるほどに。 だけれども、永遠なんて存在しない。 永遠とも思える時間は、男の声によって破られた。 「悪かったね、マスター。このお嬢さんがなかなか口を割らないので、こうせざるをえなかったんだ。 別に心配しなくていい。私が知りたかったのはあくまで君のことだ。君までこうはしないさ」 椅子に座っていた、ヨーロッパ系であろうその男は、挨拶でもするようにそう告げた。 これといった特徴のない、別れたらすぐに忘れてしまいそうな顔だった。 その声色には、喜びであるとか、興奮であるとか、憎しみであるとか、そういった感情は一切含まれていない。 それこそ、事務作業をしているときのような、そんな声色。 「まあ、君にとってはいささかショックかもしれない。だが、私もあまりこういうことはしたくなかったんだ。 私とて、可愛いサーヴァントの手を汚すことも、今日の夕食までに食欲が戻るかという心配をすることも、本当はしたくはない。 残念ながら彼女は最後まで口を割らなかったが、君がのこのことやってきてくれたおかげで助かったよ」 そう言って、男は「それ」にちらりと目をやった。 「それ」は弱々しく悲鳴を発していた。 ヒュー、ヒュー、と空気が細い筒を行き交う音がする。 そしてそのたびに、おそらく胸であろう辺りが上下する。 そばには胸部から千切られたであろう物体が二つ。 断面は赤と黄色が混じった色をしている。 開いた腹部からは明るめの色をした、太い紐状のものがはみ出ている。 腕や足は奇妙な方向にねじれている。 右膝は、およそ90°に近い方向に曲げられている。 特に赤黒くみえるのは、二つの小さな穴の上にある、やや大きめの二つの孔。 そばには、かろうじて白色を帯びた、尾をつけたような二つの丸いものが落ちている。 黒くて長い繊維状のものが見える。赤い液体が絡んでいる。 その繊維状のものが付いている、ドーム状の物体は、やはり赤と黄色と白が混じっている。 床は赤い液体に塗れ、その所々に、黄色く、ぬめりのある物体が落ちている。 そして「それ」の近くにはーー所々ちぎれた、薄く、赤いものが散乱していた。 「私のサーヴァントは見かけによらず不器用でね。 私がかつて部下のモンゴル人に命じたように、綺麗にはなかなかいかなかった。 いや、悪かったとは思っている。おかげで彼女にはいらぬ苦痛を味合わせてしまった」 こともなげにそう述べた。さっきと全く同じ調子で。 「それでマスター、さっきも言ったように私は必要もなく君を殺す前に苦しめようなどとはさらさら思っていない。 しかし私も情報が欲しい。そこで、今知っていることを洗いざらい話してくれないかな。 なに、私もけちじゃない。それ相応の報酬は用意するさ。 まあ、賢い君のことだ。それが何かはわかると思うが」 僕は何かわめきながら、ナイフを手に持って男のもとへ突進していった。 サーヴァントはいない。せめてこいつだけでも。 刃先が後少しで男の胸に達する、というところで、止まった。 「どうやら君は思ったより賢くないようだな」 両腕が変な方向にへし曲がる。 あまりの痛みに悲鳴を上げる。 後ろでつまらなさそうな顔をした女の子がいることに気づく 彼女は僕の腕を掴み、へし折った。 「ではマスター、もう一度聞くが、今知っていることを洗いざらい話してくれないかな。 何を話せば良いのかわからないというのならば、例えば他の主従の居場所だとか、そういうことを話してくれればいい」 僕には何も知っていることはなかった。 目についた主従は二人で倒していった。 だから自分の知っていることなど何もない。 答えられることなどなにもない。 いや、一つだけある。 明日、戦うことを考えていた主従の居場所。 だけどーー 男は大きくため息をついた。 「やはり君は賢くないようだ」 「マスター、言われた通りにやったけど、こんな感じでいいの?」 黄色いリボンの付いた黒い帽子をかぶった、薄い緑色の髪をしたその少女は、そう尋ねる。 その手は先ほどの行為のおかげで赤く染まっていた。 ぽたぽたと、赤い液体が指先から垂れ落ちる。 その指をぺろり、と舐めると、口元に赤い線が引かれた。 しかし彼らは、さながら食事中の談話のように、彼らにとってはおそらくいつも通りの様子で、 楽しげというわけでもなく、つまらないというわけでもなく、不快だというわけでもなく、ただただいつもの調子で話していた。 「まあ、彼らにはちょっと悪いことをしたかもしれないが、そんな感じで大丈夫だ。 なに、彼らも恨みを買っていたんだ。そしてなにより、聖杯戦争を舐めていた。 どうせろくな死に方はしなかったはずさ」 二人の前には、二つの肉塊が置かれていた。 「彼は本当に何も知らなかったようだな。あるいは……」 「言わなくてもわかるよ。知っていたのかもしれないけど、女の子みたいに最後まで我慢したんだね」 二つの肉塊はもはやどちらがどちらなのかもわからないほどであった。 「彼らはずっと一緒にいたいと言っていたな。アサシン」 「うん。あいつらのことスパイしてたときも、たまにそんなこと言ってたよ。でも、あいつら、肝心なことは言わないからさ」 「だとしたら、これで彼らの願いは叶った。聖杯などに頼ることもなく、ね」 そこにはもちろん、祝福の意味など込められてはいないし、皮肉でも祝福しようなどとは思ってもいない。 そもそも、彼はそんなことに興味は全くない。 彼の今の悩みは、夕食までに食欲が戻るか、ということだけである。 【クラス】アサシン 【真名】古明地こいし@東方projectシリーズ 【属性】中立・中庸 【パラメータ】 筋力D 耐久C 敏捷D 魔力B 幸運E 宝具A 【クラス別スキル】 気配遮断 A+ サーヴァントとしての気配を絶つ。完全に気配を立てば発見することは非常に難しいが、 攻撃態勢に移るとランクが下がる。アサシンの場合、保有スキルによってランクを上げることが可能。 【保有スキル】 閉じられた第三の目:C 本来アサシンは覚(さとり)という妖怪であり、相手の心を読む能力を持つが、アサシンは読心を司る第三の目を閉じることにより、 その能力を封印し、同時に自らの心をも閉ざしてしまった。 このスキルにより、高度な読心術をもつ者であっても、アサシンの心を読むことは出来なくなっている。 【宝具】 『無意識を操る程度の能力』 ランク:A+ 種別:対人(自身)宝具 レンジ:0 最大補足:1 相手の無意識を操ることで、他人に全く認識されずに行動することができる。 たとえアサシンが目の前に立っていたとしても、さながら道端の小石のように、その存在を認識することはできない。 相手の無意識を呼び覚ますことで、例えばトラウマを思い起こさせるなどの精神攻撃を行うこともできる。 【人物背景】 相手の心を読むことができる覚(さとり)という妖怪である。 しかしその能力のせいで周囲から嫌われることを恐れ、 読心を司る第三の目を閉じて能力と自身の心を閉じてしまう。 何を考えているのかわからない部分があり、本人曰く「感情なんて元より存在しない」そうだ。 【サーヴァントとしての願い】 幻想郷に戻りたい。 【マスター】 皮剥ぎボリス(ボリス・グローモフ)@ねじまき鳥クロニクル 【能力・技能】 冷血 目的のためならば眉一つ動かさず残虐な行為でも行うことができる。 人間の皮を生きたまま剥がさせることも、親の目の前で7歳の子供を殴り殺させることも。 用心深さ 大粛清下のソ連で生き延びていけるほどの用心深さと慎重さをもつ。 【人物背景】 ソ連内務省秘密警察・NKGBの少佐。通称「皮剥ぎボリス」 この通称は人間の全身の皮を生きたまま剥がさせる拷問を好んで行ったことに由来する。 独ソ戦以前は、後に重用されることとなるベリヤ率いるソビエト秘密警察に範を取り、派遣されたモンゴルで反革命勢力の弾圧に辣腕をふるった。 その後ポーランドに派遣され、そこで部下に生きたまま人間の皮を剥がさせるという拷問を行わせた。 一度、共産党幹部の親族を誤って拷問死させるという失態を犯し、シベリアの収容所に送られるものの、そこでも周到に立ち回り実権を握った。 極めて残虐な人間といえるが、彼曰く必要のない殺しはしない主義らしい。 【方針】 アサシンを用いて情報収集を主に行う。必要とあらば拷問も用いる。 【マスターとしての願い】 元の世界に戻り、脅かされない地位につけるのであれば悪くない。
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よく使われるテクニックの対策方法吹き飛ばしからの連携奥義が避けられない チャクラダッシュからの相手のサポート忍術が避けられない 変わり身からの投げが避けれない チャクラダッシュからの投げが避けれない ニンジャムーブしながら手裏剣ばっか投げてくる よく使われるテクニックの対策方法 吹き飛ばしからの連携奥義が避けられない 相手のサポートケージが無くなるまでニンジャムーブなどを使わないようにして、 ガードができる体制を保っておく。 吹き飛ばされないように気をつけよう。 チャクラダッシュからの相手のサポート忍術が避けられない チャクラダッシュはガードをしないようにして、忍術で吹き飛ばすようにする。 相手はそのテクニックを使ったあとはサポートがいないはず、逆にこちら側からお見舞いするのもいいかも。 変わり身からの投げが避けれない 投げをやり合って変わり身合戦に持ち込もう。 相手は変わり身ばっかりするので自分の方がチャクラは残っている場合は多い! それか投げを変わり身で避けることができたら忍術を使ってみよう。 チャクラダッシュからの投げが避けれない 無理に避けないようにしてガードをするべき。 もしできれば忍術や奥義をお見舞いしてやろう。 ニンジャムーブしながら手裏剣ばっか投げてくる 無理に当てようとして忍術を使ってはいけない、自分もニンジャムーブしながら近づいてニンジャムーブで 空中を飛んでる瞬間をねらってチャクラダッシュや連携奥義をお見舞いしてやろう。
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レイ・ラングレン&アサシン ◆FFa.GfzI16 ――――その瞬間、レイ・ラングレンがまず覚えたものは強烈な怒りと哀しみであった。 全てが突然の事だった。 レイ・ラングレンが記憶を取り戻したのも。 レイ・ラングレンの目の前にアサシンのサーヴァントが現れたのも。 レイ・ラングレンへとアサシンのサーヴァントが襲いかかったのも。 レイ・ラングレンに降りかかった凶刃をルーラーのサーヴァントが防いだのも。 レイ・ラングレンへの刃を瞬時に収めてアサシンのサーヴァントが撤退を始めたのも。 レイ・ラングレンの前に現れた管理者が聖杯戦争の名を口にしたのも。 全てが、突然の事だった。 嵐のように現れたアサシンのサーヴァントと管理者達はすぐに消え去り。 レイ・ラングレンの前には、血に濡れた偽りの伴侶だけが残されていた。 虚ろな表情のまま、レイは書斎へと向かう。 そこには自身と同じく、科学者として『設定』されていた妻の成果も眠っている。 地熱エネルギーの活用、及び、光学機の発明。 続いて、レイは妻の遺体を見つめる。 何の因果、いや、悪意か。 それはまさしく妻であるシノと全く同じものだった。 ぬるま湯に浸かりきったレイの心が、ふつふつと沸き立ってくる。 長らく忘れていた。 なぜ、忘れることが出来たのだろうか。 忘れてはいけないことを、なぜ、忘れてしまったのだろうか。 悪意に満ちた生活を提供した願望器ではなく、それを受け入れた自分自身へと強い憎悪を抱く。 その憎悪が引き金となり、一つの光が現れた。 「初めまして、アサシンのクラスにて今回の聖杯戦争に参加させていただきました」 レイ・ラングレンの身体に令呪が浮かび上がり。 その憎悪は当然のようにサーヴァントを召喚させた。 「コードネームは『バッドエンド』、あるいは『ナンバー3』。 聖杯をその手に収めることにご尽力させていただきましょう。 ……っと、おやおや」 長い黒髪。 白い民族衣装。 女のように見えるほどの細身。 男が当然感じさせるはずの雄臭とも呼べる気配の一切を断ち切っていた。 ただでさえ細い目を更に細めている。 アサシンのサーヴァント。 その真名は『巫紅虎(ウ・ホンフー)』 仲間と愛する人を、幸福の全てを失ったことで、世界に悲惨な終焉を課せることで自らを慰めていた男。 レイ・ラングレンが召喚したサーヴァントは、そんな男だった。 ◆ レイ・ラングレンは一つの木片を握りしめていた。 ――――それは全ての元凶であり、全ての希望である『ゴフェルの木片』。 かつて、囚人惑星エンドレスイリュージョンにて、星の真ん中に一つの空間があった。 そこは奇妙な空間であった。 まるで裏返ったかのように木々が生い茂、水たまりが存在し、生命が息づいていた。 目を疑う光景の中、人型の地中兵器であるヴォルケインの観測機を確かめる。 酸素は当然存在し、大気は地上のそれとなんら変わりがない。 地中の中でありつつ、そこは確かに地上そのものの空間だった。 レイ・ラングレンは己の気が触れたのかと想いながら、半ば衝動的に愛機ヴォルケインから降りる。 しつこくなるが、そこは確かに地上そのものであった。 水をすくい、臭いをかぐ。 奇妙なものはない。 ヴォルケインが放つ光源に照らされた光景は、この世の常識を塗り替えるものだった。 レイはゆっくりと歩を進め、奇妙な光景を眼にした。 『木棺』が存在した。 自然物にあふれたその空間に、たった一つだけ人工物が存在した。 レイはゆっくりと木棺に触れ、その棺の蓋を開けた。 まるで全ての災厄が詰まっているかのような棺の中には、たった一つの木片しか存在しなかった。 レイは確認をしなかったが、恐らくその比率は『300・50・30』を示しただろう。 レイは『希望』そのものである木片を、恐る恐る手に取る。 憎しみを抱いたレイは、しかし、だからこそその木片に希望を感じ取っていた。 レイの内部に潜めた見せかけの狂気と純粋な憎しみに反応し。 その木片自体が一つの『方舟』とも呼べるゴフェルの木片は、伴侶を失ったレイをノアの方舟へと導いた。 ◆ レイは握りしめた木片のことを想いながら、ゆっくりと目を開いた。 そこには一度だけ眼にした二人の女性が居た。 この聖杯戦争を管理する者達だ。 場所は喫茶店。 内容は、事務報告。 「端的に言いますと、全ては終わりました」 「……」 レイはコーヒーを口に運ぶ。 カップの中の水面が揺れた、いや、正確に言えば視界が揺れた。 視力が落ちている、いずれ、近い未来に世界を失う可能性を承知する。 「サーヴァントは令呪により自害し、サーヴァントを失ったマスターの消滅も確認しました。 予選を勝ち抜いた貴方は本戦への挑戦権を得ました。 どうか、がんばってくださいね」 事務的に応える管理者――――カレンと、応えずに顔を凍らせ続けるレイ・ラングレン。 そのレイを見るカレンのサーヴァントであるルーラーと、そのルーラーを見て笑みを深めるアサシン。 アサシンはスプーンを手に取ると、同時にルーラーへと問いかけた。 「ルーラーという立場も大変ですね」 目の前のパフェをつつきながら、アサシンはルーラーを見据える。 その瞳に嘲りや侮蔑と言った感情はなく、純粋にルーラーの立場を労っているように見えた。 「ルールを守るだけじゃなく他人にも守らせるために動くなんて、私にはとてもとても…… 性に合わない、なんて話じゃありませんね」 「アサシンのサーヴァント、それは言外に我らと敵対する意思を示しているのですか?」 「いえいえ、決してそのようなことは。 まあ、悪いことは楽しいからやりたいですけど、貴方の善行と違って『しなければいけない』わけではないので。 善はルールを破っちゃいけないから悪いことをしてはいけません。 ですが、悪はルールを破っていいから善行をしても良いのですからねぇ」 ニコニコと笑いながら、アサシンはルーラーの問いに応える。 レイは表情を固めたまま、修道女を見据える。 彼女達は強い、いかなる英霊をも従えることが出来る。 令呪とはすなわちルールそのもの。 その令呪を無条件に行使できる目の前の管理者に従うことで初めて聖杯戦争が成立する。 「なぜ、殺した……」 レイはコーヒーをテーブルにゆっくりと落とすと、カレンへと向かって非難の眼を向けた。 怒りと憎しみの籠もった、復讐鬼の眼。 全てを取り戻し、全てを零した彼の眼に柔らかなものは宿っていなかった。 本来ならば、レイ自身が殺さなければいけなかった相手。 たとえ偽りのものが殺されたのだとしても、レイが抱いた感情は偽りではない。 ならば、その感情から基づく衝動はレイ自身が終わらさなければいけなかった。 そうでなければ、レイは――――。 「……」 そんな眼を向けられてもカレンは動揺せず、その問に答えない。 ついで、レイは隣に座るパートナーへと眼を向けた。 その眼には、やはり深い憎悪。 「なぜ、殺さなかった」 「まだ召喚されてなかったんですもの、私を責めるのはお門違いというものですよ。 なんなら、あんなぬるま湯に浸かって記憶を取り戻せないままだった貴方が一番悪い」 呑気にパフェを突きながら、チャイニーズの服をまとったアサシンが細い目をさらに細めながら応える。 事実、アサシンが召喚されたのは全てが終わった後。 レイの妻が殺害され、管理者達が訪れ、襲撃者は逃げ、管理者が追い、レイは呆然と立ちすくんでいた。 その折に、アサシンは現れた。 徒手空拳、しかし、目に移らぬところにあらゆる凶器を隠し持った暗殺者。 雄臭を感じさせない、空虚な男。 真名を『巫紅虎(ウ・ホンフー)』といった。 「ここは私が払っておきます」 「これはどうも、お世話になります。 領収書って書かれるんですか?」 伝票を持って立ち去ろうとするカレンへ、無言のレイに変わってアサシンが応える。 カレンは応えず、背中を見せる。 その背中を守るようにルーラーが立ち上がり、アサシンに一瞥をくれる。 警戒と警告を多分に含んだ視線。 アサシンは大げさに肩を竦めてみせた。 「さて、マスター、何をしますか?」 「聖杯を手にする」 「それはいい、私はそこそこには強いですよ。 周囲が英霊ばかりだから、あまり当てにならない発言では有りますが」 「……」 「少なくとも、ここに居る二十五人をマスターがまばたきをしている一瞬で殺すことが出来ます。 話を聞く限り、マスターの偽りの伴侶を襲った相手も何をされたのかわからぬまま殺すことが出来ます。 まあ、今となっては何の意味もない話ですがね」 「具体的に、何が出来る」 「なんでも出来ます、私は。いや、これは本当に。 私の宝具は、そういう、他の人ができることを模倣する宝具ですので。 あっ、ご馳走様でした」 アサシンはパフェの中に、カラン、と音を立てながらスプーンを投げ入れる。 レイは何も言わずに席を立ち、アサシンはその影を踏まぬように付き従っていく。 その喫茶店から外に出ると、月が嗤っていた。 アサシンは妖かしの光そのものである月の笑みへと、やはり笑みで応える。 そして、その妖しげな笑みのままレイへと向き直った。 「グッドイーブニング、マスター。 これから楽しい楽しい悪夢のお時間ですよ」 アサシンは、確かに笑っていた。 女性と見間違えるような細身と、雄臭を感じさせない柔らかな雰囲気。 その男性器は自らの手で去勢しており、アサシンの一生よりも遥かに短い生涯であった一人の女性に貞操を捧げている。 アサシンはその気になれば、対城宝具を持つサーヴァントや大魔術を行うサーヴァントと同じように、この街のNPCを一瞬で皆殺しに出来る。 それこそ、瞬きをしている間に、だ。 しかし、多くの英雄にとってそのようなことが意味がないように、アサシンにも何の意味もない。 自らの愛する人を殺した二十五人を一瞬で殺せようとも、レイの0と1で彩られただけの偽りの妻を殺したサーヴァントを瞬殺出来ようとも。 時を戻れぬ以上、何の意味も持たない話なのだ。 「しかし、マスターは聖杯に何を願うのですか?」 「願いなど多すぎる」 レイは語らなかったが、その瞳の奥には激しい怒りと圧倒的な後悔に染まっていた。 鉤爪の男を殺す。 自らの妻、シノを蘇らせる。 あるいは、その二つを同時に叶えるために時を逆戻る。 レイの願いは怒りと後悔に染められて、曖昧なものとなっていた。 憎悪とは希望を求めるものだが、同時にその憎悪は純粋な希望を濁らせる。 希望を奪われたからこそ、生まれるものだからだ。 その希望を純粋なものにするのならば、少なくとも、その憎悪に一つの区切りをつけるしかない。 レイ自身も。 バッドエンドの異名を持つ男も。 それを痛いほどに知っていた。 だからこそ、アサシンは笑ってみせる。 「そんなものですよ、希望なんて、あまりにも残酷なものですから。 簡単に一つに決まらないものです。 しかし、そう思いながら全てを捨ててなお残るもの。 それこそが本当の願いです」 「……」 「マスターの哀しい哀しい悪夢が奇跡という茶番でどのような終わりを迎えるのか、私も楽しみにしていますよ」 バッドエンドの異名を持つ男は、どこか憧憬に満ちた顔でレイへと語りかけた。 【CLASS】 アサシン 【真名】 巫紅虎@パワプロクンポケットシリーズ 【パラメーター】 筋力:C 耐久:C 敏捷:B 魔力:D 幸運:C 宝具:B 【属性】 混沌・悪 【クラススキル】 気配遮断:A 自身の気配を消す能力であり、完全に気配を断てば発見はほぼ不可能となる。 攻撃態勢に移るとランクが大きく落ちる。 【保有スキル】 中国武術:A++ 中華の合理。宇宙と一体となることを目的とした武術をどれだけ極めたかを表す。 修得の難易度が最高レベルのスキルで、他のスキルと違ってAランクでようやく「修得した」と言えるレベル。 ホンフーはその時代における中国武術の無双を誇るほどの腕前。 心眼(真):B 修行・鍛錬によって培った洞察力。 窮地において自身の状況と敵の能力を冷静に把握し、その場で残された活路を導き出す戦闘論理。 【宝具】 『変貌する終焉(ドゥームチェンジ)』 ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:1 最大補足:1人 『一つの存在が身につけた能力』である限り、スキル・宝具、マスター・サーヴァントの区別なく相手の能力を自らのものにすることが出来る宝具。 ただし、ランクB以上の宝具とランクA以上のスキルは模倣できず、また、模倣した能力はランクを一つ下げる。 能力は一度に一つしか使用できないため、同時併用は不可能である。 元々はホンフーの天賦のものである『他人の動きを模倣する』才能が超能力として開花したもの。 以下、ホンフーが生前にコピーした能力。 『私の影は誰にも追えぬ(ドゥームチェンジ:ブラック)』 高い気配察知のスキルを持たない限り、どのような時でもホンフーの姿を捉えることは出来ない。 『何人たりとも我が言葉には従えない(ドゥームチェンジ:デス・マス)』 ホンフーの言葉には絶対に従えなくなる洗脳能力、ただし、否定形のように漠然とした命令では効き目が薄くなる。 対魔力によって無効化できる。 『かすり傷でも致命傷(ドゥームチェンジ:バジリスク)』 生命であろうと機械であろうと、かすり傷だとしても傷をつけることで殺すことが出来る。 対魔力によって無効化することが出来る。 『我にとりて重力は縛りに非ず(ドゥームチェンジ:ダークスピア)』 自身にかかる重力の方向を変えることが可能である。 また、ホンフーが服のようにそれは自分自身だと認識すれば巨大な軍艦であろうと重力の方向を変えることが出来る。 『七つの虹を見たことがありますか?(ドゥームチェンジ:ストームレイン)』 気象現象を操作することが出来、超局地的に気温を氷点下に下げることや雷を発生させることが出来る。 『我が手に光あれ(ドゥームチェンジ:デイライト)』 光を操作する能力。 遠距離からのビームでビルを溶解させる、光を屈折させることで自身の姿を隠す、光を操ることで遠視を可能とする。 『偏在する兎の穴(ドゥームチェンジ:ワームホール)』 自分自身の身体に、過去に訪れたことがある場所へと続くワームホールを生成することが出来る。 『天網恢恢疎にして漏らさず(ドゥームチェンジ:ピンク)』 自身の視界内である限り、たとえ透明化していようともあらゆる存在を知覚できる。 『私は貴方、貴方は貴方(ドゥームチェンジ:カルマミラー)』 自らにかかる攻撃に対して、攻撃を行ったものへと反射することが出来る。 自爆や攻撃がホンフー自身に届く前に対象が死亡するなど、反射できる相手が居ない場合は使用できない。 対魔力によって無効化することが出来る。 『その手はおもちゃの兵隊(ドゥームチェンジ:グレムリン)』 銃火器も含めたあらゆる機械の機能停止させる。 【weapon】 針や仕込みナイフはもちろん、無数の暗器を隠し持っている。 また中国武術を収めており、素手による戦闘でも16インチ砲を無傷で防ぐ耐久スーツすらも傷つける一撃が撃てる。 【人物背景】 世界を支配する組織であるジャジメントで三番目に強い男。 コードネームは『バッドエンド』、あるいは『ナンバー3』。 若い頃は自分にも他人にも厳しい高潔な拳法家であり、さる流派の後継者にまで上り詰めた。 しかし、虚名を高める処世術の数々が「一子相伝の奥義」として継承されてきた事実を知って憤り、後継者の椅子を蹴って奥義の全容を公表しようとする。 結果、流派の人間たちを全て敵に回すこととなり、夥しい血の流れる惨劇の末、師も仲間も愛する人も全てを失った。 全てを失った後、怨みも怒りもぶつける相手が居ないために胸の内へと溜め込み続けている。 【サーヴァントとしての願い】 『時を戻る能力』を『コピー』、もしくは、聖杯によって今の強さのままで時を戻ること。 【基本戦術、方針、運用法】 宝具はストックの限界が存在せず中国武術の達人であるため、どのような敵にも対応できる。 ただし、能力の関係上、高い対魔力を持つ三騎士とは比較的相性が悪い。 【マスター】 レイ・ラングレン@ガン×ソード 【参加方法】 地中の空間にぽっかりと開いていた空洞内部に見つけたゴフェルの木片を入手。 【マスターとしての願い】 あの日に戻り、鉤爪の男を殺す。 【weapon】 刀のような形をした銃。 鞘に見える部分がマガジンとなっており、短機関銃と似た性能を持っている。 【能力・技能】 銃撃の腕前は群を抜いており、また、機械工学にも深い知識を有している。 【人物背景】 かつては心優しい青年だったが、鉤爪をつけた男に妻を殺されることで復讐の道を歩み始める。 ヴォルケインと呼ばれる妻の形見である巨大ロボットを操り、その腕前は作中でも屈指のもの。 生身でも有数の実力者であり、また、形見のヴォルケインを自爆させるなど復讐のためならば手段を選ばない。 冷徹ではあるが、弟のジョシュア・ラングレンに対しては非情になりきれない一面がある。 ある戦闘で眼に負傷を負い、着実に視力を失いつつある。 【方針】 優勝を目指す。
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【セット販売】へ アサシン防具セット1(20000CP) アーススーツ アースヘッド
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マインクラフトMODのいれ方 verは関係ないよ 一、 スタート+Rをおす ニ、 %Appdata% と入力する。 三、 .mine craft を開く 四、 mine craft.jar をwinrarで開く 五、 ネットでmine craft.jpからMOD をダウンロード! 六、 ダウンロードしたものを解凍して、四のwinrarに入れる。 七、 を消す。 八、 mine craft を起動 九、 mods を選択 十、 いれたmodを選ぶ 十一、採用したら新規ワールドに入る まあ、こんなとこかな? では良きマインクラフトを!!!!
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聖杯戦争。 それはどんな願いも叶える事が出来る聖杯を掛けた殺し合いである。 参加者に選ばれた者はマスターとなり、聖杯から遣わされたサーヴァントと共に殺し合いに臨むことになる。 サーヴァントとは英霊である。 英雄として生き、人々に信仰された存在である。 そう。 サーヴァントとは、光り輝く道を歩いたであろう英雄なのだ。 ▼ 「汚らわしいッ! 汚らわしいぞ聖杯ッ!!」 1人の男が怒っている。 彼の名はリンゴォ・ロードアゲイン。アメリカのガンマンであり、この聖杯戦争のマスターに選ばれた男だ。 リンゴォが記憶を取り戻したのは朝の事だ。 アメリカ生まれのフリーの殺し屋。 そんな設定でこの東京に暮らしていたが、元々住んでいた国や時代とのギャップからかあっさり元の記憶を取り戻した。 そして彼はこの状況を何らかのスタンド攻撃だと考え、打破するために東京を歩き回っていたのだが手がかりひとつ見つからず、仕方ないので公園で一休みすることにした。 その公園で彼のサーヴァントが現れ、聖杯戦争について告げたのだ。 最初は真剣に聞いている訳では無かった。 信じていないのではなく、興味がわかないのだ。 リンゴォには叶えてもらいたい願いなど無い。 殺し合いに怒りを覚えるほど正義感がある訳でもなく、かと言って願いの為に殺し合う気もない。 そんな中途半端な状態が彼に真剣さを与えなかった。 だが話がサーヴァントについてとなったとき、リンゴォの態度は一変した。 サーヴァントが過去もしくは異世界の英雄だと聞いて一変した。 英雄というからには素晴らしい存在なのだろう。 光り輝く道を歩いていた尊敬すべき存在なのだろう。 少なくとも目の前に居る自身のサーヴァントはそういう存在だと見ればわかる。 それほどの存在を何故ッ! 何故こんな下らない戦いの駒にする!! 何故こんなたまたま巻き込まれただけの人間の従者とするッ!! ――それも俺のような未熟者の従者とするッ!! リンゴォは自身を未熟者だと思っている。 だからこそ尊敬すべき存在を、自分の従者とすることに耐えられない。 自身のサーヴァントの価値を汚しているような気がしてならない。 「なあ俺のサーヴァント、お前はこの状況に怒りを覚えないのか」 「殺し合いを他者に強いる事なら怒りを覚えている」 あと俺はアサシンだ、と付け加えつつリンゴォの質問に答えるアサシン。 そんなアサシンの様子を見てリンゴォは不思議がる、正直自分に不満を持たれてもおかしくないとおかしくないと考えていたからだ。 それを知ってか知らずかアサシンは続ける。 「だが俺は少なくともお前をマスターに持つことに不満は無い」 「何故だ?」 それはリンゴォにとって一番不思議な回答だ。 そんな思いが思わず口に出る。 「例え正義感でなかったとしてもお前は聖杯に怒りをぶつけた」 「それだけか?」 「それと卑劣さを感じなかった。お前の態度に、言葉にそんな物は一欠片もなかった」 「……」 『男の世界』にそんなものは無い、あってはならない。 それが分かるアサシンはやはり素晴らしい男だ。 「それとマスター、俺からも1ついいか」 「……何だ?」 「マスターの名前を聞かせてくれ」 そう言えば俺は聖杯戦争に関する説明を受けただけで、俺達は自己紹介の1つもしていなかった。 リンゴォは少々バツの悪さを覚えながら自己紹介を始めた。 「名はリンゴォ・ロードアゲイン。3年ほど前にスタンドと呼ばれる超能力を身に付けた」 「超能力?」 「能力名はマンダム。きっかり6秒だけ時を戻すことができる」 「何?」 思わず怪訝な顔をするアサシン。 リンゴォからすればそれも無理はないと理解は出来るがあまりいい気はしない。 だがアサシンも嘘は無いと理解したのかそれ以上は何も言わなかった。 「……俺は自己紹介をしたぞ」 「そうだな」 そう言ってアサシンは自己紹介を始める。 正直に言えばアサシンがどういう人間なのかリンゴォは気になっていた。 アサシンから感じられる『漆黒の意志』は相当なものだ。 どんな環境で育ち、どんな人生を送ればそうなるのかリンゴォは気になっていた。 「俺はアサシンのサーヴァント、ケンシロウ。1800年続く一子相伝の暗殺拳北斗神拳伝承者だ」 「北斗神拳?」 「それは外で説明するには少々長い話になる」 そう言ってアサシンは歩き出した。 それを見たリンゴォは呼び止めて一言。 「……よろしくお願い申し上げます」 それは普段ならば果し合いを申し込む相手に使う言葉、決闘の申し込み。 だが今だけは違う、今だけは共に戦う物に対する礼儀として使う。 「ああ」 そしてアサシンは快くそれを受け取った。 【クラス】 アサシン 【真名】 ケンシロウ@北斗の拳 【パラメーター】 筋力B 耐久B 敏捷C 魔力D 幸運B 宝具EX 【属性】 秩序・善 【クラススキル】 気配遮断:A+ 自身の気配を消す能力。 完全に気配を断てばほぼ発見は不可能となるが、攻撃態勢に移るとランクが大きく下がる。 【保有スキル】 北斗神拳:EX 1800年に渡って受け継がれている一子相伝の暗殺拳。正式な伝承者であるケンシロウはEXランクとなる。 矢などの飛び道具や様々な武器に対する返し技や、ある程度の自然治癒なども備えている。 サーヴァントが秘孔を突かれた際、秘孔を解除する技術がなければ判定は対魔力によって決定する。 南斗聖拳:E 「陰」の北斗神拳に対応する「陽」の拳法。流派が非常に多い。 北斗神拳奥義水影心により一度見た相手の技をコピーすることができ、南斗聖拳伝承者の技をコピーしている。 があくまでコピーであり、一部の技を使えるというだけなのでEランク。 【宝具】 『北斗百烈拳』 ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:1 最大補足:1 北斗神拳の奥義の1つ。 数多の拳を持って相手の肉体の数ある秘孔を狙い無数の突きを繰り出す。 そして秘孔を突かれた数秒後には、無数の断片と化す技。 『天破活殺』 ランク:A 種別:対人宝具 レンジ:1-20 最大補足:1 北斗神拳秘奥義「天破の構え」から放たれる、北斗神拳の奥義の一つ。 指先から闘気を鳥羽市、相手の肉体に直接触れず秘孔を突くことができる。 北斗神拳にある数少ない遠距離技。 『無想転生』 ランク:EX 種別:対人宝具 レンジ:- 最大補足:1 哀しみを背負う事で習得できる北斗神拳の究極奥義。 あらゆる敵の攻撃に対して無想にして適切な反撃を行い、また敵にとっては無想故に予測不能な攻撃を仕掛ける技。 歪んだ空間を作るなどをして、動きを制限すると本体の居場所を看破することもできる。 【weapon】 なし 【人物背景】 北斗神拳第64代継承者。 性格は基本的には心優しい。 弱者や子供に対しては愛を注ぎ、強敵(とも)には愛と哀しみ拳にこめ、情で見送る。 一方、救いのない外道に対しては非情な面を見せる。 【サーヴァントとしての願い】 殺し合いを生む聖杯を破壊する。 【基本戦術、方針、運用法】 アサシンらしくマスター狙いしても良し、真っ向勝負しても良しのサーヴァント。 ただし、遠距離技に乏しく範囲攻撃の手段もないので複数戦や乱戦に若干弱いかも。(雑魚ならともかく相手は一騎当千の英雄なので) 早めにキャスターやアーチャーなどを同盟相手にするのが吉。 【備考】 外伝などの設定は採用せず、本編設定のみ採用しています。 【マスター】 リンゴォ・ロードアゲイン@ジョジョの奇妙な冒険 【マスターとしての願い】 『男の価値』を汚す聖杯を破壊する。 【weapon】 拳銃 【能力・技能】 スタンド『マンダム』 きっかり6秒だけ時を戻すことができる能力。 能力発動の際は時計の針を戻す。 また、一度能力を使うと6秒のインターバルが必要となる。 【人物背景】 公正な果し合いにより自身を生長させようとするガンマン。 受け身の『対応者』を嫌い、『漆黒の意志』を持つ者との果し合いを望む。 【方針】 聖杯を破壊する。 場合によっては誰かと共闘も考える。 【備考】 NPCとして与えられた役割はフリーの殺し屋です。 今のところ雇い主はいません。 候補作投下順 Back 宮うつつ&ライダー Next アサシンxアサシン
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赤。朱。赫。緋。赤光。 何より目立つその男の髪の色。 それは燃える炎を想起させる赤だ。 悠々自適、天下無双。 まるで、この世の全てが自分の為に回っているかの表情を浮かべている。 「俺を引き当てたこと、光栄に思うといい。お前、今最高にツイているぞ」 両手を大きく広げ、唄うように声を紡ぐその男はまさしく世界に愛されていた。 それは確信であり、不変であり、絶対。 どんな客観的事実だろうとも捻じ曲げてみせよう、その男がそう在れと願うならば。 「名乗ろう。アサシンの座にて推参したサーヴァント――クレア・スタンフィールド。 いや、レイルトレーサーと名乗るべきか、それともフェリックス・ウォーケン? まあ名前などどうでもいい。名前が変わろうとも、俺が俺であることに何の変わりもないのだからな」 男、クレアを呼び出した少年は呆然とする他なかった。 壮絶なまでの圧倒的な空気。爛々と輝く双眸に埋め込まれた意志。 どれを取っても、少年とは違い存在感がある。 「それで、お前の名前は? 一応、聞いておくのが筋というものだろう。何、挨拶は大事だ。万国共通、礼儀は大事にしとけと習ったものだ」 「え、えっと……りゅ、竜ヶ峰、帝人です」 少年、竜ヶ峰帝人は一見しても凡庸だった。 短く刈り揃えた黒髪に、幼さが残る顔つき。 華奢な身体はひょっとすると、鍛えた女性よりも劣るかもしれない。 「そうか。まあ、いい。名前にさしたる重要性は秘められていない。大事なのは、俺から見たお前の姿だ」 「……は、はぁ」 「ん? どうした、怯えているのか。怯えなくてもいいぞ。この俺が呼ばれたんだ、お前の命運は太陽の日差しよりも眩しい輝きに照らされている。 何せ、世界の中心である俺が傍にいるんだ、不安がる必要性は全くもってない」 人選間違えたかなあ。帝人は顔にこそ出さなかったが、眼前のサーヴァントに対して、一抹の不安を抱かざるをえなかった。 此処に呼び寄せられる前、池袋にいた時もとびっきりに変人な面々と付き合いがあったけれど、このクレアという青年もある意味とびっきりだ。 外見こそ、如何にも陽気な外国人といった風貌だが、口から放たれる言動はエキセントリック過ぎてついていけない。 「そ、そうですか。とりあえず、呼び名はどうしましょうか? クレアさん、でいいですか」 「ふむ。俺としてはフェリックスと呼んでほしいが、後々真名がバレると面倒なことも起こり得るかもしれん。 無論、俺ならどんな窮地であっても切り抜けるが、時間がかかりすぎてどうしようもないといった状況も否定はできない。 なので、ここはアサシン、で頼もうか。何、それぐらいの情報ならばバレた所でどうともならないだろう」 だが、全く話が通用しないという訳ではない。それだけでも、帝人にとっては大助かりだ。 平和島静雄みたいに些細な事でブチギレ暴力直行コースだったり、折原臨也みたいに煙に巻く発言もない。 できれば、門田京平のように、理路整然とした実直青年がよかった、なんて思ったりもするけれど。 「しかし、聖杯戦争と呼ばれる馬鹿騒ぎ、実に不快だ。聖杯を欲するなら、終幕までは踊り続けなければならない。 決められた舞台、カチコチに固められた演目、俺には相応しいと思えん」 顔をしかめ、唸りながら考え込むクレアを前に、帝人は何も言えなかった。 下手に機嫌を損ねると、その矛先が自分に向くかもしれない。 出会ったばかりの彼は何が地雷なのか。 拙い観察眼と頭で見極めてからでないと、思うような言葉は紡げない。 マスターとサーヴァント。彼の行動を制限する令呪こそ掌に刻まれているが、そんなの何の安心にもならない。 彼が一度動けば、令呪を掲げる前に、自分の身体など分割バラバラ雨霰だ。 「だが、一度請け負った仕事は全うするのがポリシーだ。ある種、お前は俺に勝利を依頼した雇い主だ。 可能な限り、お前が望むように動こう。もっとも、意見具申程度のことはするがな」 「それで大丈夫です! こちらこそ、よろしくお願いしますっ」 「固くならなくてもいい。何度も言うが、お前は最高にツイているんだ。もっと自信を持て。 自分こそが選ばれたのだと大袈裟にでも笑え」 「あは、はは……さすがにそこまでは、ちょっと」 故に、帝人の表情から緊張が抜け落ちることはなかった。 超常の存在が、今は自分に従っているが、これから先もずっと従ってくれるとは限らない。 なればこそ、出来る限り、彼の言うことに逆らわない方がいい。 今は平凡な男子高校生である竜ヶ峰帝人として振る舞おう。 故に、帝人の表情から緊張が抜け落ちることはなかった。 超常の存在が、今は自分に従っているが、これから先もずっと従ってくれるとは限らない。 なればこそ、出来る限り、彼の言うことに逆らわない方がいい。 今は平凡な男子高校生である竜ヶ峰帝人として振る舞おう。 「ともかく、呼ばれたからには聖杯を取る。それだけだ」 「やっぱり、アサシンさんも叶えたい願いがあるんですね」 「……いや、正確には俺が叶えたい願いではない。そもそも、願いなど俺が叶えたいと願えば、すぐに叶う。 聖杯などに頼らずとも、俺は独力で大丈夫だ。それだけの力量を兼ね備えているのだからな」 相も変わらず不遜な発言をする彼に対して、帝人は頬を掻きながら曖昧に笑う。 宙を見ながら、脳内でイメージトレーニングをしているのだろうか。 クレア・スタンフィールドは依然として絶好調だ。 「願うというよりは、手に入れるということだな。シャーネに聖杯を捧げる為にも、俺は最後まで戦う」 「シャーネって人は……彼女、ですか?」 「ああ。俺が世界で一番愛している女だ。いや、世界という枠組みは狭すぎたな、宇宙一、いや銀河の果てまでひっくるめても、一番だ」 「僕にはイマイチピンと来ないんですが、ともかく……聖杯をプレゼントしたいってことであってますか?」 「そういうことになるな。さて、俺の呼ばれた理由は話した、次はお前の番だ。お前は、何を望んでこの戦場に降り立ったか。 サーヴァントとして、お前に勝利を届ける者として、俺には聞く権利がある」 次いで、クレアの双眸が帝人へと向けられる。 何を望み、何が欲しいか。 問いかけは単純なもので、躊躇なく答えられるはずだ。 「僕は――」 思い浮かべるのは池袋で過ごした日常。 隣には紀田正臣がいて、少し後ろには園原杏里がいて。 騒がしくもどこか穏やかな日常が、何よりも大切だった。 「僕は――!」 けれど、今は何処にもない。 正臣は何処かへと消えて、残った帝人達も茫洋と日常を続けるしかなかった。 「もう一度、正臣や園原さんと日常を過ごしたい!」 「それが、お前の抱える願いか?」 「ええ。僕はやり直したい、三人でまた――遊びたい。 それが、僕の願いです。きっと、そうだ」 首を縦に振り、帝人は叫び返した。 その表情には悲痛が色濃く描かれているだろう、と感じながら。 彼らがいる日常を、喪った日常を、取り戻したいと思うのはきっと本心であると思うから。 「でも、こんな聖杯戦争に巻き込まれるなんて考えてもいなかったし、困ります。 死にたくもないし、戦いたくもない。僕は、こんな舞台に上がることを、望んでいなかった!」 「…………本当に、そうなのか?」 目に見えぬ何かが足りないと叫んでいる心臓など無視してしまえ。 「お前の表情からして、どうも腑に落ちないんだがな……。まあいい、どちらにせよ、勝利を目指すことに変わりはない」 釣り上がる口元などきっとまやかしだ。 ――――あぁ、笑ってるのか、僕は。 池袋のチンケな非日常とは違う、本物の非日常が帝人を迎えに来たのだ。 これを興奮せずして何を興奮すればいい。 帝人の運命は、本来辿るはずだったレールから外れ、与り知らぬ所で変わっていく。 そして、非日常が、日常へと堕ちていく終ぞの時まで――笑い続けるのだろう。 【クラス】 アサシン 【真名】 クレア・スタンフィールド@バッカーノ! 【パラメーター】 筋力C 耐久C 敏捷B 魔力E 幸運A 宝具D 【属性】 中立・善 【クラススキル】 気配遮断 C 自身の気配を消す能力。完全に気配を断てばほぼ発見は不可能となるが、攻撃態勢に移るとランクが大きく下がる。 【保有スキル】 心眼(真):C 修行・鍛錬によって培った洞察力。 窮地において自身の状況と敵の能力を冷静に把握し、その場で残された活路を導き出す“戦闘論理”。 無窮の武練:A 一つの時代で無双を誇るまでに到達した武芸の手練。いかなる精神的制約の影響下にあっても十全の戦闘能力を発揮できる。 才能に傲ることなく、弛まぬ努力を続けた結果、彼は類まれなる身体能力を身に付けた。 【宝具】 『線路の影をなぞる者(レイルトレーサー)』 ランク:D 種別:対人宝具 レンジ:1 彼が繰り広げた逸話が元になっている宝具。 どんなことがあろうとも、自分を見失うことなく、【線路の影をなぞる者(レイルトレーサー)】で在り続ける。 世界はクレア・スタンフィールドの見ている夢だから。故に、心技体は常に十全である。 この宝具は常時発動型であり、バッドステータス系列の効能を無効にする。 【weapon】 なし。 【人物背景】 アメリカ全土にその名を轟かす最強の殺し屋。 殺し屋として働く一方、車掌としての顔も持っており、その職業を利用して各地で殺し屋として活動している。 性格は傲岸不遜。世界は俺の物とはっきり言い切れるまでのジャイアニズムな考え持つ自信家。 【マスター】 竜ヶ峰帝人@デュラララ!! 【マスターとしての願い】 もう一度、日常をやり直す。/聖杯戦争という池袋の非日常を超える非日常に呼ばれたかった? 【能力・技能】 なし。 【人物背景】 非日常を求めて池袋に引っ越してきたごくごく平凡な高校生だった。 しかし、池袋の裏に触れるに連れて、徐々にその内面に変化が現れる。 夢にまで見た非日常が帝人を蝕んでいく。 【方針】 とりあえず、死ぬことは避けたい。/非日常を楽しむ? BACK NEXT -012 八神はやて&キャスター 投下順 -010 音無結弦&アサシン 時系列順 BACK 登場キャラ NEXT 参戦 竜ヶ峰帝人 000 黄金のホーリーグレイル-what a beautiful phantasm- アサシン(クレア・スタンフィールド)
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イーグル>グラブ>前調整>タンスラ>通常3>ムーン>通常3>イーグル>後回避>タンスラ>通常3>スクロウ>後回避>通常3>ムーン>通常2>スクリュー グラブ イーグル } 通常3 } ムーン > 通常3 > イーグル > 後回避 > ダウン > ワイヤー etc 後回避 リフト > 後回避 > 通常3 > アンクル etc